千葉工業大学GiFrの紹介:

 

 「おかね」という血液が「金融ネットワーク」という血管の中を元気よく流れていると、活発なイノベーションが起きますが、血管のどこかが詰まると経済は停滞します。医療の世界では、CTスキャナー、MRI、PETといった3次元画像撮影装置の発明によって人間の体内の詳細な状態を診断できるようになり、治療成果が飛躍的に向上しました。「国際金融研究センター」は、経済の「体内」の詳細な姿を把握する多様な仕組みを考案し、広く社会一般にわかりやすい形で発信することを活動の大きな目的とします。ビッグデータを活用した分析成果の発信やフィンテック分野の研究にも、積極的に取り組みます。                                      

 また、データサイエンスの力を様々な分野に活かして行きます。現在は、包括的連携協定先の自治体への貢献等を進めています。EBPM(証拠に基づく政策形成)全般についてのリーダーシップを発揮し、自らデータ構築を進め分析を行って参ります。                      

 さらには、「なぜファイナンスの新しい動きもイノベーションもEBPMも日本での進展は速くないのか。どうすれば良いのか。」という問題意識に基づき、国際比較もまじえながら、構造的問題に関する調査研究を進めて行きます。それらの研究成果を世に問い、もって、日本の政策過程の質の向上に貢献することを目指します。